お疲れ様です、ヒゲッチです。
本日は(正確には昨日か)大変気づきの多いセミナーを受けさせて頂きました。
「SEのための図解技術」
セミナーを主催したのはNPO法人ソフトウェア振興会。通称MASSI。
MASSIはIT系の会社が45社ほど集まっている同業の団体です。
余談ですが、レリッシュは町田にオフィスを移転した2006年から入会させて頂いて、これまで数々の研修に社員共々参加させて頂き大いに勉強させて頂いております。
さて、セミナーの講師を務められたのは開米瑞浩先生。
「図解 大人の『説明力!』」(青春出版社)
「ネーミングの掟と極意」「(翔泳社)
「ITの専門知識を素人に教える技」(翔泳社)
など、他にも著書を多数お出しになられ、執筆活動にも精を出されているそうです。
また、参考書籍として、
「図解主義!」(インデックス・コミュニケーション刊)
のご紹介も頂きました。
講演よりも企業研修を行う方が多いとおっしゃられておりましたが、熱のこもったお話にはすぐに引き込まれてしました。
写真は懇親会で先生から頂戴したサイン入りの著書!
生まれて初めてサイン入りの本を頂き、感激しました!!
今回のセミナーは図解に関するテクニック論が中心かと思いきや、その期待は見事に裏切られました。
SEには読解力が必要である!
複雑な情報を理解し、補正し、表現する。
その基礎的な力の適用範囲は広く、どんな個別技術(UML,ERD,WBSなどなど)にも役立つ!
そんな事は当たり前のようですが、なかなかどうしてできていない。
特に題材に出された「技術文書:Netfilter」の図解は、圧巻でした!
概念からして理解できていない技術文書の読解は、困難を極めます。
それを図解にしてみると・・・・全体を俯瞰でき流れが分かる!
でも、この図解にする技術がね。。
先生はできるけど、自分にできるかしら?って。
ただ、図解してみると分からない所が分かるというのは強い武器ですね。
では、図解をするにあたってのポイントを。
(1)何が何でも順番をつける
(2)一直線の並びが暗示する事は→同じ種類の事が書かれていると印象を与える
(3)複雑な文章はステートメントに分解する→あいまい、もつれを解消する
(4)何が何でもラベルをつける→本文を強力に補足する。付けたラベルの語は、即ち自身が持つ専門知識のレベル。
(5)何が何でも表を作る→空白のセルと周囲には、解釈のゆらぎが存在するかも。コピペして意味が通じるラベルを付けない。
エンジニアリングの世界に身を置くならば、時として複雑な図解を作成しなければならない。
その時までに、地道に読解力を磨き続けるとしますか。
1日・3分・3行ラベリング、今日から始めませんか?
コメントする