ぺぺちぃ〜です。
その昔、私がまだこの業種ではない仕事についていたときに、
「次工程はお客様」
と言う言葉をよく耳にました。
その会社は、いわゆる製造業。品物の設計から部品調達、製造や品質チェックといった
各セクションが、一つ一つの部署となって分かれているような大きな会社だったわけですが。
何かどこかで問題が発生したりして、そして問題追求が始まると、
最後には決まって「次工程はお客様と思え」という言葉がでてきました。
つまり、常に相手をお客様だと意識する事で緊張感をつくり、
相手にとって信用、信頼、喜びある商品、サービスを提供せよ、と言う事なのでしょう。
また、次工程となった者も、お客様目線で見つめる事で、
どこの何に問題が潜んでいるのか厳しく冷静に分析し、見つけ、
価値あるものを求めることを望んだのです。
やはり仕事限らず自分や身内は可愛いもので、どうしても何か問題があると、
「ま、いいか」とか、「〜でいいよね?」なんていわゆる『なぁなぁ』なやり取りをしてしまいがち。
けれど仮に自分がお客様だったとして、そんなほころびがたとえわずかにあったと知ったら、
果たしてどんな気分になるかは想像に難くありません。
なにより相手にとって嬉しい事をする、という事って、
だれかれ構わず何倍もの喜びに繋がりますもんね。
久々に、この言葉を思い出したときは、ちょっと忘れていた自分が恥ずかしくなりました。
いかんいかん。仕事仲間とともに気分よく仕事をしていく為にも、
何より本当のお客様に喜ばれるよう、気を引き締めて参らねば。
コメントする